兵庫県芦屋市からこんにちは。
Healing arts AmalaのオーナーセラピストGovinda Hiroです。
本日もどうぞよろしくお願いいたします。
先日、同門の先輩のマッサージを受けてきた。
去年の暮れから「マッサージに行きたいマッサージに行きたい」と妻にブツブツ言っていたところ、「SHINさんのところキャンペーンやってるで~」という耳寄りな情報を教えてもらったのだ。
「SHINさんのところ」とは兵庫県の尼崎市にある「お庭のあるタイマッサージスタジオ コタオ」だ。
白で統一された心地よい空間に緑のお庭が映え非日常感を味わえる贅沢なひと時を過ごせるタイマッサージ屋さんだ。
廣重耕司師のタイマッサージのワークショップが開催されたとき、何度かお邪魔したものの、コタオの主人SHINさんの施術は受けたことがなかった。
タイマッサージにはいろんなスタイルがあり、自分の求めているものなのかどうなのかお店の外見からはわかりにくい場合がある。
セラピストがどこの地方で学んできたか、バンコクなのかチェンマイなのか、そして、誰から学んだのか、そして、実際どんなスタイルのタイマッサージなのかはwebサイトやチラシを見て予測することができるが、やっぱり受けてみないと本当のところはわからない。
そしてタイマッサージはゆっくりとした時間の中でじっくりじんわりほぐしていくので、本場タイでは基本的には120分がベーシックとされている。(諸説あるが。)
ということは、セラピストのスタイルと自分の好みが合わなかったら折角の120分が「うーむ」な時間になる可能性が大なり小なりあるかもしれない。
ちなみに、もちろん、人それぞれ予定もあるので60分、90分といった短いコースも用意しているタイマッサージ屋は多いと思う。
「あまら」でももちろん短めの60分、90分のコースをご用意しているので、お試しで60分のコースを受けてみて「これは良い」と思ったら延長してくださるチョイスもオススメしております。
そして、実は「待ち合わせの合間にちょっと受けたい」というご要望にもお応えできるように30分のコースもご用意しているのはここだけの話だ。
これはどちらかというと、知る人ぞ知る裏メニューでホームページには載せていない。
というのも、あまらにはセラピストが妻とぼくしかおらず、タイミング良くどちらかが空いている時のみ対応が可能。そして、施術時間優先なので「お茶」や「ローズの花びら入り足湯」のサービスがないのはご了承ください。
30分3500円からご用意しております。
おっと、気づけば「あまら」のメニューの宣伝になってしまっていた、いかん、いかん。
話を戻そう。
というか、なんの話をしていたんだったか。。
そうそう、セラピストによっていろんなスタイルのタイマッサージがあって、それが自分の好みのスタイルとうまくマッチングするかどうかは、受けてみて初めてわかることなので、ぼくは同門のSHINさんのマッサージを受けたかったのだ。
同門であれば安心だ。
「受けたいと思っている種類の気持ち良さ」を受けられるだろう。
SHINさんもぼくも、東京は三宿にあるQi Flowの廣重耕司師に教わった。
ここのスタイルは「持続圧」を多用する。
ぼくの感覚で説明すると「効くリラクゼーション」。
そして、SHINさんのマッサージはとても優しかった。
たまに入る揺らしに意識が飛びそうになった瞬間もあった。
何本腕があるんだ?なんて瞬間もあった。
(タイマッサージは施術に全身を器用に使うため、受けていると腕が3本あるのか?と錯覚する時もあり、そういう意味でも非日常感を味わうことができる)
タイマッサージを受けに行くと、「これは・・!」と思う技を盗んでみたいという欲求に駆られていた時期もあった。
ついつい、身体を起こしてどうやっているのかなぁ?と覗いて見たりしてしまっていた。
そういう欲求があると純粋にマッサージを楽しめない。
というのも、マッサージを受けている最中に覗いて見てみるとわかるが、その瞬間、身体のいたるところに力が入り、脱力状態が解除されてしまう。
例えば、これ。
これはチェンマイにあるHANDON THAI MASSAGE SCHOOLで受けることのできるヤムカンというタイ伝統療法のひとつで別名「ファイヤーマッサージ」とも呼ばれる施術の風景を撮影したものであるが、校長のブンチュー先生のご子息の若先生が油を着けた足で炎に触るのをクライアントの女性が見て、身体がねじれ、背中から腰にかけて緊張しているのがわかるだろう。
そういう状態は「実にもったいない」とぼくは思うのだ。
なので、「これはどうやってるんだー!」と何度も覗いてみたい衝動に駆られたが「いや、今は自分の身体を感じるんだ」と何度も思い直した。
さて、本題に入ろう。
マッサージを受けていると身体に変化が起きる。
エナジーラインの滞りを解消することを目的のひとつにしているタイマッサージでは、施術中にトイレに行きたくなることがある。
ぼくは今回3時間の施術を受けていたので、途中催してきた。
「うーむ、おしっこに行きたいけれども、今このめくるめく快感が途中で途絶えて、トイレから戻って仕切り直しというのは如何なものか。。いや、今ここでトイレに行ってスッキリしてから、まためくるめく快感の宇宙に身を投じた方が賢明だろうか?うーむ、悩む。悩ましいのう。それにしても、おしっこおしっこおしっこ・・わしゃあ、おしっこがしたいんじゃー」
と思っていると、SHINさんが
「Hiroくん、催してるんとちゃう?」
と声をかけてくれた。
こう声をかけてもらえると、トイレに行きやすい。
ぼくの中でとても勉強になった瞬間だった。
施術をしていると、お客様が催していることに気づくことがある。
そういう時はこうやってサラリと声をかけると良いのだなと。
施術を受けているとトイレに行きたい旨をどのタイミングでセラピストに伝えて良いのかわからなかったりする人もいるんだなということを身をもって体験できたのは本当に良かった。
そして、トイレに行っている時間も施術の時間に含まれているのだろうか?と心配される方もいらっしゃるかもしれないのでこの場で書いておくと
「あまら」ではトイレの時間は施術時間にカウントしていないので、のんびり落ち着いて用を足していただけます。
さて、コタオのトイレでゆっくり用を足しながら
『おしっこに行きたくなったら即、セラピストにその旨を伝えて、トイレに行くのが賢明なんじゃないか?』とトイレに座りながらぼくは思った。
(ぼくは『座(すわ)しょん』(座っておしっこをする意。)派である。この話はまたの機会に。)
というのも、頭の中が「おしっこ」のことでいっぱいになってしまい、めくるめく快感がどこかへ飛んで行ってしまうのだ。
しかし、いざマッサージを受けていて、おしっこに行きたくなっても『この、めくるめく快感の最中にトイレに行くのか・・悩むのう』と思ってしまう。
人間とは悩ましい生き物である。
というわけで、また。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
*文中に出てくる「お庭のあるタイマッサージスタジオ コタオ」では
2018年1月31日まで冬のキャンペーンをやっています。
通常180分のコースが18000円のところ13500円で受けられます。
あの感動をこの価格で受けることができるのは、とってもお得だと思います。
興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
とっても素敵な非日常感をお楽しみいただけると思いますよ。
*冒頭の写真はインドはケララ州にあるニアルダムの朝陽。